親孝行 したい時には 親いない
と言われるようにいつ何時親が(自分が)動けなくなるかもわからない。
やりたいこと、やれることはやれるうちにやっておくのが人生においては吉で、「いつかはやりたいな」と思っていたら「いつかは」一生やってこない。
今週は仕事は夏休みにして、できる時にやっておきたかった親に恩返しツアーとした。
月曜に妻方の両親に蒜山ツアーの帰りに孫の顔を見せつつ、日頃のお礼に行く。
前日のトレランのダメージが凄まじ過ぎたのもあり大人しく運動はせずに一緒にお寿司食べに行ったり、孫含めたトランプする細やかな時間を楽しんだ。
続いて私の両親。
うちの両親は京都のクソ過酷な気候環境で夏は「暑い」冬は「寒い」という言葉を発するしかしない。
後期高齢者となり二人とも年々身体が劣化していくのがよくわかり、放っておいたら何処にも行かず、何もしないまま死んでしまいそうだ。
せめて孫と旅行と一緒に行ったという思い出を残してあげたい。
ということで、孫も一緒に動ける年齢のうちに行ったことがないであろう関東の有名な温泉地の箱根と富士山を眺望できる山中湖に連れて行くことに決めた。
早目に予約したにも関わらず、母親は直前になってこんな暑い中旅行なんて無理だとか言ってくる。
京都の過酷な気候しかほとんど経験してないため他の地域を全く知らず、日本全国同じような暑さだと思っている。(京都の人間はまだ都が京都にあると思っているので、京都以外の場所に避暑に出るという発想がそもそもないというのもある)
気温やらを詳細に説明してようやく理解得られて、火曜から車に乗せて家族6名で出発。
休憩多く取りながら6時間ほどで箱根着。
まずは定番の大涌谷。以前は上まで歩いて行けたけど今は行けないのね。有名な黒卵500円で4つをタンパク源に購入。(食べたらただの普通のゆで卵だった)

夜は予約しておいた小田原漁港の海鮮やら。シラスに鯵が美味い。ここは家族全員海鮮好きなので満足してくれて良かった。
箱根仙石原の宿は、温泉激戦地とあって温泉のレベルがかなり高い。
館内のプールで息子と泳ぎ、じいさんはサウナと温泉を楽しみ親子三代で楽しむ。
二日目。
朝はいつも通りに皆が起きるまで箱根辺りをサイクリング。この辺りは横浜に住んでる時に走り回っているので土地勘はあり、よくわかっているけどトレランで脚が終わっているし疲労感が酷くてせっかくの良い道も気持ちよく走れない。15年前と比較して老いというものをひたすら感じた。
標高800mくらいだと涼しくて京都とは別世界で自転車も走りやすい。両親も涼しさに感動していた。

親子三代旅行に来ると、両親と子供(孫)が同じ観光をするのは相当難しい。
特に我儘放題の息子は暴れ回る系のアクティビティじゃないと嫌だと駄々こねるし、70代の両親をそんなところに連れて行けない。
とりあえず息子は私と一緒にホテルのプールで体力消費をさせておいた。

その間に両親と妻と娘でガラス美術館行ってもらって、娘と母で記念にガラス細工作ってもらったり。

箱根を後にして、富士山の絶景が見れる山中湖に移動。
花が好きな母親を花の都公園に連れて行って、富士山と撮影。家族で記念撮影も出来てかなりご満悦の様子であった。

また親子三代で来ると食事が難しい。
ホテルでゆっくり美味しいものを両親に食べさせてあげたいけど、子供達は朝飯食わないとか、せっかくの料理が美味しくないとか食べたくないとか文句ばかり言うので、お金を払うのが馬鹿馬鹿し過ぎる。
子供があれ嫌これ嫌言うた挙句に、ご飯食べる前にコンビニでハッシュドポテト食べたりするから、私のストレスゲージが振り切れてブチ切れたり(笑)。
最終的に山梨に来たので、私お勧めの小作の「ほうとう」で全員の腹を満たす。ここのほうとうはかなり量が多い(かぼちゃと芋がたくさん入ってる)ので6人で4つをギリギリ食べ切れるくらい。
関西住んでるとほうとう食べる機会も無いので良かったかな。
3日目
私は朝から富士五湖を巡るベーストレーニングを2時間ほど。時間足りずに一番西の本栖湖には到達できず帰還。
この日は一日運転手で両親は一度忍野八海が見たいと言うので朝から連れて行き、その足で子供達を連れて富士急ハイランドに連れて行く。
昼前くらいに忍野八海まで両親を迎えに行って、そのまま1時間ほど三島駅まで運転して連れて行き新幹線で先に京都まで帰ってもらう。そのほうが身体も楽だろうし。
両親も最高の温泉、美味しい料理、富士山の絶景、孫との時間を充分に楽しんで大変喜んでくれていたので私としては一つイベントをクリアした気分である。
家族分の洗濯物をコインランドリーで洗濯して再び富士急ハイランドに戻り、子供達をお迎え。
私は絶叫マシーンとか全く興味も無い(乗ると無駄に気持ち悪くなるだけなので、お金もらっても乗りたく無い)ので、帰るまで見守るだけ。

私は結局朝の2時間くらいのトレーニングが出来たらそれ以上は何も望むものはなくて、あとの時間は家族が楽しんでくれてる姿が見れたら充分満足なんだ。
もう少し夏休み旅行は続く。