2011/06/05
西日本実業団IN広島
今シーズンの実業団レースの初戦広島中央森林公園に行ってまいりました。
前日の仕事終了後に、20時にをくだ君の車に乗せてもらって広島へ向かう。広島到着23:30。やっぱ大阪からだと3時間30分くらいかかりますね。
いのきんさんに手配してもらった格安のゴージャス宿について速攻寝て、6時に朝食。7時過ぎに会場入りしてコース試走。
広島走るのは2008年のBR−1時代の西日本実業団以来。それにしても路面綺麗になってますね。コーナーが覚えている以上に多く感じて、三段坂がかなり短く感じた。
調子はあんまり良くないような感じで、一緒に走ったをくだ君から千切れそう・・・その後も心拍は160程度までしかあがらず。
レース開始は9:55。
作戦を皆に伝えて、スタートラインへ。今回はシルベストから10名の出走で、皆さんのおかげで最前列に並べるのは非常にありがたいです。
クリートも一発ではまって、スムーズに流れだすが、序盤から飛ばすつもりはまったくないので、後ろに押し下げられる。序盤はとりあえずキャプテンの近くを走って、安全にやり過ごすことをテーマに走る。
前方での展開は、をくだ君、Iわおさん、Iこまさんに託す。
前では、をくだ君が逃げに乗ろうとしたり、Iわおさんが先頭を牽いてくれており、心強い。
1周目、2周目はキャプテンの後ろを走っていたのでほとんど足を使うこともなかったけど、どうも登りでのかかりがよくない感じがしていて作戦変更をかんがえる。
3周目に入り、集団の人数が多すぎるのがどうも嫌だし少人数に絞り込んでおきたかったのでキャプテンに動いてもらうように依頼。
三段坂の下から私が一気にペースアップしてキャプテンと共同で人数の絞り込みを試みるけど他チームが思ったほど追いかけてこなかったので決定的には絞れなかった。
4周目はまったり走って三段坂へはいるが、普通に走っていると一人集団から飛び出すような形になる。このまま行こうかとも思ったけどちょっと早いかと思ってゆっくりと集団内に戻る。
逆にここで湘南ベルマーレの山川選手が三段坂のピークから一人逃げに入る。
誰が追うわけでもなくお見合い状態。
ゴールラインを過ぎるころには20秒くらいの差が開いていた。
5周目も集団のペースは緩く、キャプテンが集団の最前方に上がっている。
山川選手のタイムギャップが25秒になり、金網トンネルを抜けたところで40秒の表示が出る。
この40秒表示を見た瞬間に私のスイッチが入る。
もともと5周目の三段坂の手前から行く予定をしていたが、金網トンネルを越えたあとの登りから単独で抜け出す。
後ろを振り返ると一人。
チームメートのN村さんが着いてきてくれた。
そして下りで鬼のように牽いてくれる。後ろから「死ぬ気で踏んでください」と声をかけて(聞こえてなかったらしい)牽いてもらい、三段坂前の橋まで連れて行ってもらう。橋からは単独で三段坂を登り始め、前を走る山川選手を一気に射程にとらえる。私もあまりペースがあがっていなかったが少しずつ前との差を詰めると、一人の選手が追い付いてくる。
BREZZAの若杉選手が単独で三段坂の2段目で私に追い付いてくる。ここから二人で三段坂のピークを越えて、前を走る山川選手をとらえることに成功。下りに入って3人でローテかと思ったが、山川選手はほとんど前を引ける状態ではなく、若杉選手と二人でローテ。今日はこの逃げのためだけにディープリムホイールを使っているので下りが楽に感じる。後ろの集団とのタイムギャップは10秒〜15秒を維持。下りの途中でこれはいけると思った。
最後のホームストレート前の登りに私が先頭で入る。
登り切る直前で若杉選手がアタック気味にかけるが、ここからは冷静に対処。序盤から動いてくれたチームのメンバーのためにもいい加減なゴールはできないので、確実に抜けるポジションからかけてゴールへ向かってスプリント。
結果、勝ちました。
先週の美山の孤軍奮闘と違って、チームメートが近くに居てくれるというのはホントに心強いし、かなり有利にレースを進めることができます。
私ひとりだとどうしても前方で無駄足を使う機会が増えるし、最後に単独アタックをかますのは無理でしょう。
たくさんの皆さまのおかげで楽しくレースが出来て、結果として表彰台に立つことができて嬉しい一日でした。